Webからプッシュ通知!今後のWebマーケティングが変わるかも知れないWebプッシュとは?

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Webからでもプッシュ通知が送れるようになった!

今年の春、Google Chromeのバージョン42において、スマホアプリでは当たり前になったプッシュ通知をWebブラウザからでも送れるようになりました。

さらに12月3日、GoogleはChromeのWindows、Linux、Mac、Android、Chrome OS向けバージョン48βをリリースしたと発表しました。
このアップデートによって、バージョン42から提供されているWebプッシュ通知機能に、ユーザーがクリックできるカスタムボタンが追加できるようになりました。

具体的には、例えば気象情報サイトからのプッシュ通知が送られてくる通知ウィンドウに、傘を忘れないよう当日プッシュしてくれる機能や、タクシーを手配するようなボタンを追加することができます。

今回は、この新たに追加されたカスタムボタンはひとまず置いといて、まずは「Webプッシュとは」ということに関してまとめてみました!

Webプッシュとは

Webプッシュとは、その名の通りWebブラウザからプッシュ通知が送れるようになる機能です。
今やスマホアプリのプッシュ通知によるマーケティングは常識となりましたが、それがWebでも可能になる。これはただ単純に便利になるだけではなく、Webのマーケティングにおいて大きな変化が起きるかもしれません。

従来のWebマーケティング

  • メール

グロースハックのAARRRモデルの中でも、サービスの成長にとって最重要フェーズはRetention(再訪率)です。

従来のWebにおけるRetention向上の手法と言えば、「メール」での呼び戻しでした。
しかし、メルマガを送るためにはそもそもメールアドレスが必要になります。このメールアドレスを取得するのが難しい。サイト内でユーザーにわざわざメールアドレスを入力してもらい、登録をしてもらわなければならないわけです。

  • プッシュ通知(ネイティブアプリ)

一日中肌身離さず持ち歩くスマートフォンがPCよりも普及したことによって、Webサービスからネイティブアプリへと移行する流れは、サービスのパフォーマンス上の理由で自然ですが、理由はそれだけではありません。

他の大きな理由のひとつとして、プッシュ通知があります。メルマガよりも圧倒的に開封率の高いプッシュ通知は、非常に有用なRetention向上ツールなのです。

以下はHTML5 Boilerplateの開発者として知られるPaul Irish氏が、自身が行ったアンケートについてツイートしたものなのですが、
「Webからネイティブへ移行した一番の理由はプッシュ通知だった。」
と呟いています。

アプリのプッシュ通知によって、ユーザーのRetention向上が期待できるのは間違いないのですが、それでもアプリをインストールしてもらわなければならないのです。それもまた難しい。

Webプッシュのメリット

基本的なメリットは、これまでのネイティブアプリと同様に、

  • 情報をリアルタイムで通知できる
  • メルマガに比べ許諾率・開封率が高い
  • サイト(アプリ)を起動していなくとも通知が送れる

といったものがあります。

これに加えてWebプッシュで非常に魅力的なメリットは、

「プッシュ通知を送るためにユーザーにしてもらうことが、通知の『許諾』だけである」

というところではないでしょうか。

Webブラウザから通知するため、Chromeで言えばAndroid OSを持つ端末ならばユーザーに情報が届けられるわけです。
つまりスマホアプリの、

「アプリをインストールしてもらう」 > 「通知を許可」 > 「プッシュ配信」

という流れの中の、「アプリをインストールしてもらう」というステップを無視できるわけです。

今後Webプッシュが普及していくことによって、基本的にどのブラウザからでも同様のことが実現できるようになれば、Web上のマーケティングは大きく変化してくるのではないでしょうか。

まとめ 〜Webプッシュはどうあるべきなのか〜

プッシュ通知とはそもそも、送られるユーザーにとってパーソナルなものであるべきです。
それぞれのユーザーにとって適切にパーソナライズされたプッシュ通知こそ、ユーザーにとって価値ある情報であり、そこが薄くなっていくほどプッシュ通知はただの「ウザいお知らせ」になってしまいます。

Web上からもプッシュ通知が送られるようになったという新たなテクノロジーが生まれたわけなのですが、サービスの提供者側で
「Retention上がるのなら便利だしWebからもガンガン通知しておこうぜ!」
という流れだけが大きくなってしまうと、本来プッシュ通知が持つ価値はなくなります。

メルマガなどに比べ開封率が高いのは確かですが、プッシュ通知とメルマガのRetention向上効果が全く同じ性質のものだと捉えるのは危険ではないでしょうか。
今まではとにかくメールアドレスを集めて大量のメールをきちんとユーザーに配信するということが重要でしたが、Webプッシュはあくまで、ユーザー体験を最大化させるフェーズの中の一つの施策であるべきなのだと思います。

今後の記事で、具体的にWebプッシュがどのようにWeb上のマーケティングを変えていくのかというところもまとめてみたいと思います!

参考

従来のWebマーケティングに加えて、Webでのプッシュ通知のメリットに関して非常に詳しく紹介されており、参考にさせていただきました。さらに詳しい情報は以下からどうぞ。

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