Facebook広告での広告収益最大化のリアル状況とは?
アプリ向け!グロースハック最前線!セミナーまとめ2

本記事は、前回記事”「アプリ向け!グロースハック最前線!」セミナーまとめ1”の続きになります。

黒船=Facebook広告(Audience Network)襲来!アドジェネでFacebook広告をグロースハック!

Supership株式会社の池田寛様にご登壇いただき、数あるSSPサービスの中でもFacebook広告の配信も可能にしてしまったという、業界でも話題の「Ad Generation(アドジェネ)」について語っていただきました。Facebook広告によって何が変わるのか、アプリにおける広告収益を最大化させる可能性について、基本的なことから、具体的な事例を用いてご紹介いただきました。特に後半は必読な内容でした。

まずは基本的な、ネイティブ広告とは何なのか?nanapiさんの事例も踏まえてご紹介していただきました。

▼従来のバナー広告の実態

  • 84%のユーザーは1ヶ月間に一度もクリックしない
  • 4%のヘビークリッカーが全クリックの67%を占めている
  • 意図しないクリック(ミスクリック)は全体の50%に上る

バナー広告に関するこれらの課題を踏まえ、”ネイティブ広告”について「形式・機能の2面からご紹介頂きました。

nanapi様の例
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(上)形式:広告の見た目、デザインが、広告が表示される媒体などの通常コンテンツのデザインと一体化していること
(下)機能:広告がもたらす体験が、通常コンテンツが与える体験と同じであること

本当の意味でのネイティブ広告は、いきなり広告ページへ遷移させるのではなく、その間にブランド親和性や購買意欲を高めるコンテンツが必要です。ただし、純広告ではなく運用型広告の場合、メディア側(広告収益をもらう側)で広告を設置することはできても、広告からコンテンツに遷移させるというところまでは制御できません。なので、まずはユーザー体験を阻害しない広告設置に配慮することが大切です。

つまりは、メディア・エンドユーザー・広告主の3者が全員ハッピーになることが最も重要で、これがネイティブ広告の本質であるとのことです。

スクリーンショット 2016-04-27 14.01.43その上で、SSPサービス:Ad Generation(アドジェネ)とはどんなサービスなのか?

アドジェネは、スマホサイト・アプリの広告収益を「自動」最大化する「制約のない」無料アドサーバーであり、2013年12月にリリースし、18,000広告枠、月間広告リクエスト数は160億に急成長していて、なんと、AppStoreトップ100の広告収益モデルのアプリのうち約40%がアドジェネを使用しているそうです。

スクリーンショット 2016-04-27 15.12.38アドジェネの一番の特徴はやはりFacebook広告(Facebook Audience Network)が国内SSPとして唯一配信可能というところだそうです。

Facebookアプリを使っているとタイムラインに広告が表示されますが、その広告をFacebook以外の一般アプリに表示させることができ、広告収益を得ることが可能です。
Facebook広告はFacebookを利用しているユーザーの性別、年齢、経歴や、何に興味を持っている人なのか等、狙ったユーザーに向けて広告を打つことができます。なので、多くの広告主となるクライアントさんがデジタルで広告を打つ際のファーストチョイスとしてFacebookを選ぶようになってきているため、圧倒的な広告案件の種類を誇ります。つまりアプリを使っているユーザーさんの興味がある広告が配信されるので、広告収益貢献は非常に大きいそうです。
この特徴を実現した、アドジェネの展開は、業界でもインパクトが非常に大きです。

実際のFacebook広告をうまく導入して、収益を最大化されている事例も多数紹介していただきました。非常にユニークな導入の仕方も多く、必読な内容となっております
(非公表なモノも実際多く、資料でも一部非公開になっております。ご了承ください)

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(上)タイムライン系アプリ
(下)タイムラインがないアプリ

Facebook公式ページで紹介されているOnefootballというアプリでは、ネイティブ広告の収益が30%増加しただけでなく、Facebook広告を配信しても、ユーザーレーティング4.8を維持したという結果が出ているそうです

カレンダーアプリのLifebearで、広告領域が320×50のサイズでバナー広告に頼るしかなかったのですが、キャラクターを用いたレイアウトを作り、中にアイコンとタイトルを入れました。こうすることで、本来のネイティブ広告の考え方とは少し異なりますが、コンテンツにマッチした自然な広告になると同時に収益もアップしているそうです

気になるFacebook広告の実力は、アドネットワークのeCPMの4~7倍の実績が出ているとのことです。

つまり、24枚目のスライドで先述した通り、きちんとユーザーへの配慮アプリ内でのレイアウトをすれば、ネイティブ広告はユーザーにも優しくメディア収益および広告主の効果最大化実現できまくっている模様です。

まとめ

グロースハッカーという言葉が生まれた2010年から、日本でもバズワード化し様々な捉えられ方をしているグロースハックですが、そもそもフォーカスすべきはサービスの成長に関わる全てです。しかしどこから手をつけたらいいか、なかなか把握できないという企業様も多いと思います。
今回グロースハックの最前線にいる方々にご登壇いただいたことで、非常に学びの多いセミナーになったのではないでしょうか。

pLuckyでは今後もこういったセミナーを定期的に開催していく予定ですので、是非ご参加いただければと思います。

本セミナーに関するお問い合わせや、プッシュ通知に関するご相談などございましたら、お気軽にpLuckyまでご連絡ください。
hello@p-lucky.net

プロダクトマーケットフィットの考え方、プッシュ通知改善の最新動向
アプリ向け!グロースハック最前線!セミナーまとめ1

pLuckyの隅田です。現在アプリビジネスにおけるグロースハックという考え方が一般的にも浸透してきている中、その考え方や手法、ツールなども常に進化し続けています。
去る4月21日に業界でも特に注目されている企業様にご登壇いただき、株式会社マイネットのセミナー会場にて開催致しました。本記事はそのセミナーまとめ書き起こしになります。
(本セミナー募集ページの詳細についてはコチラ

1. グロースハックの絶対条件であるプロダクトマーケットフィットとは一体何か?

まずは、株式会社グロースハックスタジオの広岡一実様より、サービスを成長させるグロースハックのソリューションの話の前に、その前段として、PMF(プロダクトマーケットフィット)について”考え方”をご紹介いただきました。

特に重要箇所として、以下をピックアップしてご紹介します。

広岡氏の講演内容を引用:
「サービスを成長させる前段階として欠かせない、サービスの成長の全体像を『新しい価値の創出』 『既存の価値の最大化』という二面に分け、そこからさらにそれぞれ4つのフェーズの重要性について考えることが重要です。(P.4参照)」

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その上で、プロダクトマーケットフィットとは
「ユニット単位での経済性が確認され、事業計画の精度が高まった状態」という事です。

どういう事かというと、例えば、「本を一冊仕入れて高く売れました」というのが一つのユニットで、最小単位で十分な利益を生み出せる状態です。
さらにその後のステップとして、Scale Out(売り上げの最大化)、Scale Up(利益の最大化)と進みます。

プロダクトマーケットフィットの検証が完了すると、ここで初めて精度の高い事業計画をアウトプットするステップに移ります。
つまり、プロダクトマーケットフィットしていますよ=成長させるための予算を獲得して、広告なりプッシュ通知なりを最適化させていきましょう、という一つの目安ラインが出来上がることになります。

よくあるのが、自分たちがプロダクトマーケットフィットしているのか分からないという話です。
他社さんの経営層やVCから見たときに、精度の高い事業計画になってるね、と思ってもらえるのであれば、基本的にそれはプロダクトマーケットフィットしていると捉えてよいとは思います。まずはこの考え方が、ビジネスをグロースさせる上では重要です。

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更に、それぞれのフェーズでつまずきやすいポイントについても、上記スライドなどでご紹介いただきました。(P.11以降参照)

これからサービスを始められる方、現在うまくサービスをグロース(=成長)させられていない方には、大変タメになる内容でした。詳しくは、資料をご一読ください。

プッシュ通知改善のイロハ

弊社株式会社pLuckyからは、代表の林より、スマホアプリのリテンション向上のための施策として広く普及しているプッシュ通知について、その改善のイロハをご紹介しました。これは広岡様よりご紹介いただいた、既存の価値の最大化を目指すスケールアップについて深堀したものです。

まずは、アプリのリテンション向上のために重要なUX(ユーザーエクスペリエンス)について、特に「リテンションの向上」に絞ってご紹介しました。

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UXを考える際は、ユーザーがサービスを利用している間だけを考えるのではなく、

  1. ユーザーがなぜそのサービスを起動して使い始めるのか
  2. 利用した後、ユーザーはどんな気持ちなのか
  3. その後どのようにまた起動して利用してくれるのか

といった、ユーザーがサービスを利用するシーンそのものを考えることが重要です。

「ゲーム画面の中を作るな、ゲーム画面の前を作れ」

日本有数のゲームタイトル「桃太郎電鉄」で有名なゲームプロデューサー、さくまあきら氏のこの言葉が端的に本質を示しています。

スマホアプリの場合にも、なぜそのアプリが起動されるのかを軸に、プッシュ通知をチューニングするポイントをご紹介しました。

プッシュ通知を送る際の大事なポイントは、基本的に以下の2点です。

  1. 対象を絞る
  2. ABテストする

まずは文脈を理解してユーザーを分割(利用頻度・利用目的・閲覧内容・生活様式など)します。すぐに使えるセグメントの例として、まずやるべきところ、確実に数字が上がるところとしてオススメなのが、最後に起動してからX日経過前/後、つまり休眠ユーザーの呼び戻し訴求のプッシュ通知です。ここの部分は、何かしらアクションをすれば一定のユーザーは戻ってくるので、放っておくのは非常にもったいないです。

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(上)全体配信とセグメント配信での開封率の違い
(下)すぐに使えるセグメントの例

さらにそれぞれのセグメント毎でABテストを実施(訴求内容・文言の硬さ・文言の長さ・文言順序)していきます。
例えば、とあるCGM系のアプリでは、様々な文言をABテストした結果、ユーザーの承認欲求に訴求するプッシュ通知の開封率が非常に高いことが分かりました。どんな文言がユーザーに刺さるかはそのサービスによりますが、しっかりABテストを実施することでこのように開封率は大きく変わっていきます。

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ユーザーにいかに「自分のための通知だ」と思ってもらえるかが重要で、これを実施することで開封率が5倍あがったり、継続率が50%上がった事例もあります。

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その他の詳しい情報は、ぜひ資料をご確認ください。

まとめの続きについては、後日公開します。
次回は、facebook広告の配信がアプリでも可能となったSSP:AD Generationの具体的な広告収益などの効果数値の紹介なども出てくる必読内容です。

LogPushでのテスト配信がカンタンになりました!

開発環境への配信が簡単にできる機能をリリースしました!

今までは開発環境のみへの配信はセグメント配信を通して行うしかありませんでしたが、設定せずにテスト配信ができるような機能を追加しました。
テスト配信画面をご覧ください。

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この画面からの配信は開発環境の端末のみが対象となり、また即時に配信が行われます。配信数や配信ログの確認なども簡単ですので、ぜひSDKの設定を確認したり配信内容が端末上でどう表示されるかを確認されるときなどにご活用ください!

LogPushで配信時にバッジの操作ができるようになりました!(iOS)

LogPushから簡単にバッジを操作できる機能を実装致しました。

プッシュ通知は受け取った直後にアプリが起動される確率が高いですが、しばらく時間が経つと他のプッシュ通知に埋もれてしまうかもしれません。そんな時に役立つのがバッジ表示です。(iOSのみ)

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配信ルール作成画面ABテスト作成画面をご覧ください。

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この「バッジ」欄に数値を入力して頂くと、その設定に応じてバッジが配信されます。例えば1と入力した場合は、「1」がアプリの右上に表示されます。0を入力するとバッジが消去されます。また、何も入力しなければバッジは変更されません。

なお、バッジの消去を行うにはアプリ側の実装が必要になります。まずはどのような挙動になるのか、ぜひテスト配信でお試しください。

アプリをレベルUP!プッシュ通知の承認率を上昇させるテクニック

こんにちは、pLuckyの隅田です!

以前、こちらでアプリ内のプッシュ通知許可ダイアログを表示させるタイミングについて記事を書きました。
どのくらいのユーザーにプッシュ通知を許可してもらっていますか?

ちなみにApp Bank Felloさんの調査では、プッシュ通知を許可しているユーザーの方が継続率が高い(約2〜6倍)結果が出ています。
つまりまずは、プッシュ通知の許可をしてもらうことが大事なポイントになってきます。

今回は、その他にも参考になる国内外のアプリをいくつか紹介したいと思います!

1. iQON

ファッションコーディネートアプリiQONでは、まずアプリの使い方を紹介した後に、プッシュ通知を受け取ることでセール状況や在庫状況を受け取れることをユーザーに教えてあげます。
そして、ユーザーがプッシュ通知を許可することで得るメリットを理解したタイミングでダイアログを表示。

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2. Yahoo!天気

最新の気象状況をチェックできるYahoo!天気アプリでも同様です。
ユーザーはプッシュ通知で何が送られてくるのか、ということが理解できるため許可しやすくなります。
特に、気象情報のような緊急性の高い情報はプッシュ通知との相性がいいです。

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3. ママリQ

こちらもiQONと同様、アプリのチュートリアルを読んでもらった後にプッシュ通知をONにしてもらうようなメッセージを表示させます。

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*ちなみにこちらの記事はママリQを成長させたプッシュ通知の事例です。プッシュ通知を配信する上で大事な「ユーザーの適切なセグメント」という点がよく分かる良記事!

4. Crossfader

誰でも簡単にDJプレイやマッシュアップが楽しめるCrossfaderでは、
「アプリの特徴を紹介」→「サインイン」→「プッシュ通知の訴求」
といった流れでプッシュ通知の許諾率を10%程度UPさせています。

たしかにアプリ起動直後にプッシュ通知のダイアログを表示させるよりは、アプリに興味を持ってサインインまでしてくれたユーザーにのみ表示する方が許諾率は上がるでしょう。

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5. 瞬間英単語

最後は英単語を1問1秒で解答してTOEIC600点を目指すアプリ瞬間英単語。
明確に!というわけではないですが、ユーザーにはどのタイミングでプッシュ通知が送られてくるのかがイメージしやすくなります。

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まとめ

いかがでしたか?今回紹介したアプリは、
「まずは初回起動時にアプリのチュートリアルを見せる」→「プッシュ通知のメリットを訴える」
という流れで許諾率をUPさせている例です。

個人的な見解として、

  1. どんなメッセージが送られてくるのか
  2. どのタイミングで送られてくるのか
  3. 通知を受け取ることのメリットは何なのか

この3つをしっかりユーザーに把握してもらうことができれば、プッシュ通知の許諾率はUPさせることができると思います。
逆に言えば、ユーザーにとって何のメリットにもならないプッシュ通知は送るべきではないし、その間の起動率は一時的に上昇するかもしれませんが、アプリの成長にとって一番大切な継続率は上昇しないのだと思います。


手前味噌で恐縮ですが、LogPushではiOSでのプッシュ通知の許可タイミングをアプリ内で調整することが可能です!
是非チェックしてみてください!