爆発的な成長率!Dropboxのグロースハック4つの施策に学ぶ

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こんにちは、隅田です。
ここ数年、何かと話題になっているグロースハック。今日はその中から、Dropboxの有名なグロースハック事例を紹介したいと思います。

今や誰もが知るDropbox。2007年に創業されたDropboxは、IT業界史上でも猛烈なスピードで成長してきた企業の一つです。現在は登録ユーザー数4億人、ビジネス向けの有料版ユーザー数も10万人を超え、さらに成長を続けるモンスターベンチャーです。なぜDropboxはここまでの大成功を収めることができたのか、創業期からの4つのスマートな事例を紹介します。

1. シンプルな登録画面

Dropboxのサイトは、初期の頃から非常にシンプルなものです。
Dropboxのサイトへアクセスすると表示されているものは、

  • 2分間の紹介ビデオ再生ボタン
  • Dropboxダウンロードボタン

この二つのみです。
新規獲得のフェーズでは、ユーザーにいかにノンストレスでサービスを使い始めてもらうかということが重要になってきます。初めてサイトを訪問したユーザーにとって、説明だらけの画面は退屈なものです。
確かにサービスを正しく理解してもらうためにも多少の説明は必要になります。

Dropboxはこのステップを非常にシンプルに、かつビデオという手法で視覚的にも分かりやすく説明しました。
要らない部分を徹底的に排除し、ユーザーが欲している情報のみにフォーカスしたのです。

2. 画面遷移の負担を最小限に抑える

Dropboxでは、ユーザーの登録が終了すると自動でダウンロードが始まります。登録はしてもらったものの色々な画面に行ったり来たりという過度な画面遷移は、ユーザーにとってストレスになってしまいます。
新規登録したユーザーが次に行うアクションは、限られている場合が多いです。そのアクションが明確ならば自動化して負担を減らしてあげましょう。

3. ユーザー自身にサービスを広げてもらうインセンティブ

Dropboxは当初、従来通り広告を投じて新規ユーザーを獲得すためには、膨大なコストと時間がかかるということに気づきました。特にスタートアップにはお金も時間もありません。
グロースハック施策の中でも超有名なハックの一つですが、Dropboxでは友人招待によって爆発的にユーザー数を伸ばしました。
CEOのDrew Houstonによれば、Dropboxに友人を招待すれば500MBの容量ボーナスをもらえる施策で、60%も登録数が伸びたそうです。

既に登録しているユーザーは、無料で容量を増やせるということで積極的に友人を招待しました。招待された友人は、自分のよく知る人物からの招待ということで、とりあえずDropboxを使い始めてみます。

ユーザーの心理を良く理解し、適切なインセンティブを付与してあげることでサービスを拡散させるエンジンをプロダクトの中に埋め込んだのです。

4. SNSとの連携

今では多くのサービスで見かけるSNSとの連携も、早くからDropboxはうまく活用していました。ユーザーにTwitter、Facebookと連携してもらうことで、ここにも容量増加のインセンティブを与えました。
人が何か行動に移る際、親しい友人からの情報や勧めが最もつながりやすいです。

サービスを拡散する際に、SNSは非常に有効な手段の一つです。

まとめ

このようにDropboxは、まずサイトの登録画面をシンプルにすることでユーザーを獲得し、適切なインセンティブを付与することでユーザー自身にサービスを爆発的に拡散させました。
改めて振り返ってみるとどれも非常にシンプルな施策なのですが、ユーザーの心理を理解し本質のみを追求しているので実現しています。
ただここで勘違いが多いのは、グロースハックとは広告費を減らす、あるいはなくすものだ、と捉えてしまうことです。
Dropboxの施策はあくまでグロースハックの一例にすぎず、かけた時間×コストが成長率に見合っていれば良いのです。

なかなか曖昧に理解されてしまっているグロースハック。自分の勉強としても改めてまとめられればと思います。

参考

Vasily グロースハックブログさんからの記事です。こちらもDropboxのグロースハックについてまとめられています。さらに詳しいグロースハックについて知りたい方はぜひ。
明日からマネしたい!Dropboxのユーザー数を1.7億人に押し上げた7つのグロースハック
「グロースハックとは何か グロースハック成功の方程式」さんの記事です。Dropboxのみでなく様々なサービスのグロースハックに関してまとめられています。
グロースハックとは何か グロースハック成功の方程式