セグメントは当たり前!今後のアプリビジネス成功のキーはパーソナリゼーションへ

こんにちは、pLucky隅田です。

先日、DeNAとGoodpatchが共同で運営するUI Crunchから生まれたイベント「UI Chrunch Under25」にてDeNA南場智子氏が登壇した際の記事が、非常に興味深い内容だったので紹介しようと思います!

こちらの記事は、今後いかにUI/UXにフォーカスしなければいけないか!という話なのですが、そのための一つの施策として、「プッシュ通知」は重要なポイントになってくると思ったので記事を書きました!

上の記事で南場氏が語ったポイントは、大体以下の部分です。

  • Permission型からPermissionless型へ
  • Strategy drivenからUI/UX drivenへ
  • セグメント最適化から個別最適化へ

詳しい情報は、上のリンク記事からご覧ください。

UXを高めるプッシュ通知の可能性

上の記事で、南場氏が言われていた、
「セグメント最適化からパーソナリゼーションへ」
という部分は重要です。

ここで、「プッシュ通知」にフォーカスして考えてみようと思います。
アプリを起動させることなくデバイス上に情報を通知できる数少ないツールの一つがプッシュ通知です。プッシュ通知をうまく使うことで、アプリの継続率を向上させることができます。
つまりUXを向上させるために、プッシュ通知は間違いなく大事な施策の一つとして挙げることができるでしょう。

まずはなぜプッシュ通知を送るのかというところから考えてみます。

  • なぜプッシュ通知を送るのか

この理由としては、

「サービスのRetention(継続率・再訪率)を向上させるため。」

ここが一番重要なポイントではないでしょうか。

では、そのために何をすればよいのか?
以前からこのGrowth Blog内でも書いていますが、アプリグロース成功の一つの鍵は

「ユーザーに寄り添ったプッシュ通知」

です。ユーザーにとってプッシュ通知は、欲しい情報が欲しいときに手に入る、非常に便利なものであるべきなのです。
ユーザー一人一人にとって最適化されたプッシュ通知を送ることができれば、サービスの幅は広がり、ユーザー体験の最大化にも繋がってきます。

ユーザーに寄り添ったプッシュ通知を送るためにはまず、

  • ユーザーにとって有益な情報を送ること
  • ユーザーの生活に沿った最適なタイミングで送ること

という部分が大事で、そのために、

  • ユーザーを最適なセグメントに分けること

をしっかり行いましょう。
ここが「サービスのRetentionを向上させる」ポイントになります。
まさに南場氏が言われたように、ユーザー毎に最適化されたプッシュ通知を送ることができればUXの向上を期待することができます。

  • 2016年は「プッシュ通知機能」の転換期になる

上の記事は、米ニューヨークタイムズ社のPush notifications team(プッシュ通知チーム)について紹介されたものなのですが、このチームのプロダクトディレクター、アンドリュー・フェルプス氏は、
「2016年はプッシュ通知機能の転換期になる」
と語っています。

さらに、今までのニュース配信は「丘の上に立って、人が居そうな方向にメッセージを叫んでいるようなものだった」と表現しており、プッシュ通知のパーソナリゼーションという領域には大きな価値があり今後画期的な機能になっていくだろうとも言っています。

  • プッシュ通知の需要は高まっている

さらに以下の記事ではプッシュ通知のニーズが高まっていること、プッシュ通知がユーザーに大きな影響を与えていることがよく分かります。
特にニュースアプリなどのメディア系はプッシュ通知との相性が良いです。

この記事内で興味深いのは、以下の部分です。

「しかしパーソナライズをかけ過ぎるとフィルターバブル問題が起こるし、好きなニュースばかりを読んでしまって、表示される記事がエンタメ一色になってしまうといったこともあります。パーソナライズしすぎずにYahoo!ニュースとして届けていきたいものをどう差し込むかは日々考えていますね。」

これは特にニュースアプリの場合顕著に現れる部分だとは思いますが、「読まれなくても届けるべき情報はある」と語られています。

どこまでの情報をどこまでパーソナライズするか、というようなことは一概には言えなくて、そのサービス、アプリそれぞれの特性やユーザーの属性に合わせて常に考えていかなければならない部分だと思います。

まとめ

このように、サービスを成長させる鍵はUXであるという考え方は段々と普及してきています。そしてそのための重要な施策の一つにプッシュ通知は挙げられるでしょう。
ただし、必ずしも全てのサービスがプッシュ通知と相性が良いわけではないし、プッシュ通知を送ることのリスクもあります。
プッシュ通知の悪い面、失敗例も知っておくことは必要です。

今回紹介した最初の記事内で、DeNA南場氏は
「いろいろ理屈っぽい話をしたんですけど、私個人としてはやっぱりユーザーにどれほど喜んでもらえるのか、そして喜んでもらった瞬間が一番うれしいんです。だから、Delightしてもらった瞬間が一番、Delightできる。そのように感じています。」
と言われています。ここから出てきたものが、UXにフォーカスするということなのだと思います。
プッシュ通知も上手に使えば、このUXを向上させるツールになるはずです!

どこまでパーソナライズするかというところは一概には言えませんが、勿論セグメントはしっかり最適化するべきところです!

また以下は宣伝になりますが、

我々pLuckyが提供していますプッシュ通知配信サービス「LogPush」では、プッシュ通知のABテストやセグメント配信、定期配信といった機能を無料でご利用頂けます!

是非よろしくお願いします!

イベント参加しました!GBAF2015

12月11日に渋谷ヒカリエにて開催された、年次のスタートアップ・カンファレンス・イベント「Global Brain Alliance Forum (GBAF)」に弊社pLuckyも参加させていただきました。

弊社は懇親会ブースにて、無料のプッシュ通知配信サービス「LogPush」を紹介しました!

11月17日のリリースから10日間で100ユーザーを突破したLogPushですが、今回のイベントでも大きな反響を頂きまして大変嬉しく思っています。

「・・・。」
Evernote Camera Roll 20151215 104033

「どんっ!」
Evernote Camera Roll 20151215 104033

また、12月31日までLogPushお知り合い紹介キャンペーンも実施しております!

今後ともLogPushを宜しくお願いします!

保存版!有名グロースハックをまとめた良質スライド5選

こんにちは、pLucky隅田です。

本来は非常に大きな概念であって、スタートアップの成長全てに使える概念である「グロースハック」ですが、日本ではサービスを成長させる、ある特定の施策といったような狭い領域で捉えられてしまっていることが多いです。

今回は、サービスの成長のヒントとなる有名グロースハック事例や、グロースハックの概念について非常に分かりやすくタメになるスライドを紹介します。

1. VASILYの考えるグロースハックとは

「成長のためには手段は選ばない」
「まずユーザー体験の最大化、その後に最適化する」

VASILY グロースハックブログで有名な、ファッションコーディネートアプリiQONを運営されている株式会社VASILYさんの考えるグロースハックです。

2. 有名サイトのGrowth hackテクニック色々

Twitter、Facebook、Dropboxなど、著名なサービスの有名グロースハックを非常に分かりやすくまとめられているスライドです。
これからグロースハックに関して学んでみたいという人は必見。

3. クックパッドとZaimのグロースハックについて

月額課金サービスの最大のポイントは、「LTVの最大化」。

書籍「グロースハッカー」の監修もされた加藤 恭輔氏がクックパッド、Zaimの具体的なグロースハック施策を紹介されています。

4. 君にグロースハックはいらない

「グロースは必要だが、小手先のグロースハックは害悪」
初期のスタートアップにとってありがちな、PMFを確立させていないままグロースハックだけにフォーカスするという間違いがよく分かるスライドです。
PMFやグロースハックで最も重要なRetention(再訪率)の測り方も紹介されています。
特におすすめのスライド!

5. AARRRで始めるグロースハック

そして我らがpLucky!
グロースハックにおける基本的なフレームワークである「AARRRモデル」に関して、各フェーズごとに紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
スタートアップにおけるグロース(成長)のフェーズでフォーカスすべきところはあくまで「グロース」であって、グロースハックはサービスを成長させるための手段にすぎません。
しかし自社のサービスを成長させるヒントを得るために、国内外問わず様々なサービスのグロースハック事例を参考にすることは重要だと思います。

Webからプッシュ通知!今後のWebマーケティングが変わるかも知れないWebプッシュとは?

Webからでもプッシュ通知が送れるようになった!

今年の春、Google Chromeのバージョン42において、スマホアプリでは当たり前になったプッシュ通知をWebブラウザからでも送れるようになりました。

さらに12月3日、GoogleはChromeのWindows、Linux、Mac、Android、Chrome OS向けバージョン48βをリリースしたと発表しました。
このアップデートによって、バージョン42から提供されているWebプッシュ通知機能に、ユーザーがクリックできるカスタムボタンが追加できるようになりました。

具体的には、例えば気象情報サイトからのプッシュ通知が送られてくる通知ウィンドウに、傘を忘れないよう当日プッシュしてくれる機能や、タクシーを手配するようなボタンを追加することができます。

今回は、この新たに追加されたカスタムボタンはひとまず置いといて、まずは「Webプッシュとは」ということに関してまとめてみました!

Webプッシュとは

Webプッシュとは、その名の通りWebブラウザからプッシュ通知が送れるようになる機能です。
今やスマホアプリのプッシュ通知によるマーケティングは常識となりましたが、それがWebでも可能になる。これはただ単純に便利になるだけではなく、Webのマーケティングにおいて大きな変化が起きるかもしれません。

従来のWebマーケティング

  • メール

グロースハックのAARRRモデルの中でも、サービスの成長にとって最重要フェーズはRetention(再訪率)です。

従来のWebにおけるRetention向上の手法と言えば、「メール」での呼び戻しでした。
しかし、メルマガを送るためにはそもそもメールアドレスが必要になります。このメールアドレスを取得するのが難しい。サイト内でユーザーにわざわざメールアドレスを入力してもらい、登録をしてもらわなければならないわけです。

  • プッシュ通知(ネイティブアプリ)

一日中肌身離さず持ち歩くスマートフォンがPCよりも普及したことによって、Webサービスからネイティブアプリへと移行する流れは、サービスのパフォーマンス上の理由で自然ですが、理由はそれだけではありません。

他の大きな理由のひとつとして、プッシュ通知があります。メルマガよりも圧倒的に開封率の高いプッシュ通知は、非常に有用なRetention向上ツールなのです。

以下はHTML5 Boilerplateの開発者として知られるPaul Irish氏が、自身が行ったアンケートについてツイートしたものなのですが、
「Webからネイティブへ移行した一番の理由はプッシュ通知だった。」
と呟いています。

アプリのプッシュ通知によって、ユーザーのRetention向上が期待できるのは間違いないのですが、それでもアプリをインストールしてもらわなければならないのです。それもまた難しい。

Webプッシュのメリット

基本的なメリットは、これまでのネイティブアプリと同様に、

  • 情報をリアルタイムで通知できる
  • メルマガに比べ許諾率・開封率が高い
  • サイト(アプリ)を起動していなくとも通知が送れる

といったものがあります。

これに加えてWebプッシュで非常に魅力的なメリットは、

「プッシュ通知を送るためにユーザーにしてもらうことが、通知の『許諾』だけである」

というところではないでしょうか。

Webブラウザから通知するため、Chromeで言えばAndroid OSを持つ端末ならばユーザーに情報が届けられるわけです。
つまりスマホアプリの、

「アプリをインストールしてもらう」 > 「通知を許可」 > 「プッシュ配信」

という流れの中の、「アプリをインストールしてもらう」というステップを無視できるわけです。

今後Webプッシュが普及していくことによって、基本的にどのブラウザからでも同様のことが実現できるようになれば、Web上のマーケティングは大きく変化してくるのではないでしょうか。

まとめ 〜Webプッシュはどうあるべきなのか〜

プッシュ通知とはそもそも、送られるユーザーにとってパーソナルなものであるべきです。
それぞれのユーザーにとって適切にパーソナライズされたプッシュ通知こそ、ユーザーにとって価値ある情報であり、そこが薄くなっていくほどプッシュ通知はただの「ウザいお知らせ」になってしまいます。

Web上からもプッシュ通知が送られるようになったという新たなテクノロジーが生まれたわけなのですが、サービスの提供者側で
「Retention上がるのなら便利だしWebからもガンガン通知しておこうぜ!」
という流れだけが大きくなってしまうと、本来プッシュ通知が持つ価値はなくなります。

メルマガなどに比べ開封率が高いのは確かですが、プッシュ通知とメルマガのRetention向上効果が全く同じ性質のものだと捉えるのは危険ではないでしょうか。
今まではとにかくメールアドレスを集めて大量のメールをきちんとユーザーに配信するということが重要でしたが、Webプッシュはあくまで、ユーザー体験を最大化させるフェーズの中の一つの施策であるべきなのだと思います。

今後の記事で、具体的にWebプッシュがどのようにWeb上のマーケティングを変えていくのかというところもまとめてみたいと思います!

参考

従来のWebマーケティングに加えて、Webでのプッシュ通知のメリットに関して非常に詳しく紹介されており、参考にさせていただきました。さらに詳しい情報は以下からどうぞ。

LogPushでタグ操作に関するAPIを公開しました!

先日のプッシュ通知配信APIに続いて「サーバー側の情報を用いて端末に情報を付与したい」という時に使えるAPIを公開しました。

◆LogPush APIドキュメント
http://push-api-docs.logbk.net/

◆検討時に作成したスライド

今回公開したのは/tagというもので、指定したデバイスに対して、タグを付与したりすることができるAPIです。アプリのクライアント側にはない情報を利用してタグ付けする時などにご利用ください。

なお、API KeyはLogPushへログインして、アプリ設定>APIキーから取得できます。
api_key.001
ぜひご活用ください!

もっとこういう機能が欲しい、この辺りを改善して欲しいなどありますでしょうか?ご意見やご質問、常に募集中ですので、お気軽にお声がけください!

◆検討中のAPIに関するスライド