イーロン・マスクも発案!超有名なグロースハック10選 – Part1

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https://www.flickr.com/photos/jurvetson/
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 グロースハッカーはサービス成長のためにあらゆることを行っていきます。グロースハックというと「無料でユーザを獲得するテクニック」や「ABテストによるコンバージョンの向上」と思われがちですが、重要なのはとにかくサービスを成長させること。今回はコンテンツ制作プラットフォーム会社Visuallyを立ち上げたアダム・ブレックラーさんによるグロースハック事例のまとめを参考に見ていきます。今ではほぼ常識のように思われるものばかりですが、どれもとても有効です。

1. Paypalの招待促進インセンティブ

 これはかの有名なイーロン・マスクがPaypal時代に考案したグロースハックです。招待された人と、招待した人にそれぞれ$10を報酬として支払うことでユーザ数を圧倒的に伸ばしました。既存会員は$10を得るために積極的に知り合いを招待しますし、招待された人も$10を得ることができるため悪い気はしません。非常にシンプルですが強力なグロースハックです。Paypalは当初は大銀行などとの業務提携などによってユーザ数を伸ばしていく予定でしたが、当時はメールを介して送金するという概念が新しすぎて理解されず断念したという経緯があります。Paypalは他にもオークションサイトを自動でクロールし、「Paypalで支払いを受け入れるなら買い取る」と伝えるプログラムを作ったりもしています。

2. Hotmailの自動挿入広告

 立ち上げから18ヶ月で1200万ユーザを獲得したHotmailの広告費は$50,000でした。同時期に$20,000,000を広告費にかけたJunoに比べると圧倒的な成果です。Hotmailは送信メールに「このメールはHotmailから送られています」「無料でHotmailを使いませんか」というようなメッセージと、登録リンクを自動的にメールに挿入するというグロースハックを通じてここまでの成長を達成しています。単純ですが、既存ユーザがそのサービスから利益を得ている状況(無料でメールを送れているということ)をわかりやすく新規ユーザ候補(メールの受信者、つまり何らかのメールを利用しているひと)に伝える仕組みを自動化したということがこのグロースハックの素晴らしい点でしょう。

3. Airbnbの他サービスを利用した露出

 サービス開始当初はAirbnb自体が有名ではないため、部屋を貸したいという人がAirbnbに登録しても部屋を借りたいという人とマッチングさせるのが非常に困難でした。そこでAirbnbは既に多くのユーザを抱えるCraigslistという地元密着型の売買情報交換掲示板にAirbnbで登録した部屋を簡単に投稿できるような仕組みを作り上げました。AirbnbはCraigslistと提携ができていた訳ではないのでAPIなどを利用することはできなかったものの、Craigslistの技術的な仕組みをよく研究することで「無理矢理」投稿可能にしています。サービス成長を念頭においた機能開発が上手く働いた例で、既存のマーケター視点では発案しにくいグロースハックと言えるかもしれません。

4. Mailboxのウェイティングリスト

 サービスリリース前に6週間で100万ユーザを獲得したのがMailboxです。非常に分かりやすいサービス紹介動画と美しいUI、ベータテスターによるとても魅力的なレビュー、そして何よりもアプリの事前予約システムがユーザ獲得の上で強力でした。Mailboxは実際にアプリがリリースされる前にユーザへ整理番号を配布し、整理番号が早い順から徐々にアプリを利用可能にしていきました。擬似的な大行列を作ったと考えることが出来るでしょう。この時点でユーザは他にも大勢のユーザがMailboxを待っているということを実感し、期待度が高まります。しかしそれだけではなく、Mailboxについてツイート等することで前のユーザに割り込むことができるという仕組みもありました。これにより多くのユーザがMailboxについてソーシャル上で拡散し、Mailboxはリリース前に大量のユーザを得ることに成功したのです。

5. Dropboxの招待促進インセンティブ

 Paypalと同様の仕組みをつくることで、Dropboxはたった2年で100,000ユーザから4,000,000ユーザに成長しました。既存ユーザは新規ユーザを招待することで無料の容量を得ることができ、新規ユーザも招待リンクから登録することで無料の容量を得られるというものです。既存ユーザは既にDropboxの価値を知っているため積極的に拡散しようとしますし、新規ユーザも通常のリンクに比べるとお得感があるので登録へのハードルが下がります。このような招待を促進するインセンティブでは、招待する側だけでなく招待される側にもメリットがあるというのが非常に重要であると言えるでしょう。

まとめ

 ABテストでコンバージョンレートを上げるだけじゃない、サービス成長のために行われてきた「あらゆること」。いかがでしたでしょうか。Part2もお楽しみください!

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